写ルンですを楽しむ!

2016年、30周年を迎えたことで話題になった”写ルンです”。
メディアなどでも大きく取り上げられることが増え、hibiのお客様の中でも写ルンですを使う方がとても増えました。

写ルンですの魅力といえば、シャッターを押すだけで誰でも簡単にフィルム写真が撮れるというところ。
しかも軽くて小さいので、荷物を気にせず気軽に持ち歩けますよね◎
でも、実際に使ってみたら真っ暗で何も写っていなかったりくすんだ色味に仕上がっていたり、思ったように撮れていなかった…という人もいるのではないでしょうか?
そういった理由から1回使っただけでそれっきりになってしまっている人も、もしかしたらいるかもしれません。

でも、それってすごくもったいない!写ルンですほどシンプルで、誰でも気軽に使えるフィルムカメラって他にはないと思うんです。
そこで今回は、写ルンですで写真を撮る際のちょっとしたコツなどを紹介したいと思います。

現在販売されている主な写ルンですは、『シンプルエース400』『1600Hi-Speed』『水中写ルンです/New Waterproof』の3種類。
その中でも今回は、日常でよく使われている『シンプルエース400』と『1600Hi-Speed』の2種類について、撮りやすい環境などもあわせて説明をしたいと思います。
まず知っておいてもらいたいのは、写ルンですは暗い場所が苦手なカメラだということ。(夜や室内などの真っ暗な場所に限らず、昼間の屋外の日陰であったり曇りや雨の日などの薄暗い場所も含みます。)
その理由は、写ルンですのF値がF10~14しかないという点です。

マニュアルカメラを使ったことのある方ならご存知だと思いますが、F10ってかなり暗いですよね。
普段一眼レフでF1.8などの開放気味で撮っている人からしてみれば、とんでもない設定だと思います。笑
シャッタースピードやフィルムのISO感度をあわせても、写ルンですは元々暗めの場所での撮影が得意なカメラではないんです。
その一方で、暗い場所での撮影用にフラッシュが搭載されているので、フラッシュをいかに上手に活用するかがポイントになってきます。

↓実際に暗い場所で撮った写真で、フラッシュありとフラッシュなしのサンプルがこちら↓
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フラッシュなしで撮った写真は写っているものが暗く、色もきれいに出ていない状態です。
自分の目で見て明るいと思っている場所でも、写ルンですにしてみれば暗い場所になってしまうことも多いので、とりあえず晴れた日の屋外以外ではフラッシュを付けるクセをつけると失敗が少なくなりますよ!

ちなみに、晴れた日の屋外ではシャッターを押すだけでこんなにきれいな写真が撮れます。
はじめて写ルンですを使うという方は、晴れた日の外のおでかけに連れて行くのがオススメです◎
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さらにそのフラッシュですが、『シンプルエース400』と『1600Hi-Speed』でカバーできる範囲が変わります。
ふたつともISO感度が違うくらいで撮れるものは変わらないと思っている方も多いかもしれません。
が!実際は撮れやすいもの、撮れにくいものなどがかなり変わるんです。
『シンプルエース400』はフラッシュが届く距離が3m以内、『1600Hi-Speed』は6m以内。実は結構差があります。

3mとなると、例えば居酒屋などの個室で大勢が集まっている時にテーブルの向こう側にいるちょっと遠い人が撮れるくらい。
6mはその倍の距離になりますが、例えば結婚式の会場で新郎新婦のメインテーブルから近い場所にいないとフラッシュが届かない距離になります。
また「フラッシュをつけて夜景を撮ったけど写っていなかったんです」という質問を受けたりするのですが、そういった場合でもフラッシュの届かない距離にある景色は撮れなかったりするんです。

そういった特徴も踏まえて、『シンプルエース400』『1600Hi-Speed』の比較表を作ってみました。
(◯はキレイに撮れる、△は環境によってキレイに撮れる、✕はあまりキレイに撮れない、という感じです。)
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【シンプルエース400】
●ISO感度…400 ●F値…10 ●シャッタースピード…1/140秒 ●フラッシュが届く距離…3m以内
 <撮影シチュエーション>
 ・晴れた日の屋外…◯
 ・日陰や薄曇りの屋外…△(フラッシュ使用)
 ・曇または悪天候時の屋外…△(フラッシュ使用)
 ・室内や夜間の撮影…✕(フラッシュが届く3mの範囲内なら◯)

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【1600Hi-Speed】
●ISO感度…1600 ●F値…14 ●シャッタースピード…1/200秒 ●フラッシュが届く距離…6m以内
 <撮影シチュエーション>
 ・晴れた日の屋外…◯(快晴時や夏場などはオーバーになることもあるのでシンプルエース400がおすすめ)
 ・日陰や薄曇りの屋外…◯(できればフラッシュ使用)
 ・曇または悪天候時の屋外…△(フラッシュ使用)
 ・室内や夜間の撮影…△(フラッシュ使用。6mまで)

ざっくりにはなりますが、日中の屋外だけで撮るならシンプルエース400、場所や環境を選ばずに撮りたいなら1600Hi-Speedがオススメです。
自分が使いたい場所にあわせて、写ルンですを買う時の参考にして頂ければと思います◎
これから忘年会や新年会などで写真を撮る機会も増えてきますが、そういった場でも活躍してくれること間違いなし!
ぜひ写ルンですで思い出を残してみてくださいね!

 店主